とても立派な桐でした。
三島町を中心に会津では、昔から桐の木はとても重要な収入源でした。
「きんのき」と呼ぶ人もいます
女の子が生まれると、桐を植えたと聞いています。
これは、お嫁に行くときに桐箪笥を作るためで、桐の木は20~30年で成木になります。しかし、ただ植えればいいものではありません。しっかりとした管理が必要です。
ですから、1本ずつ丁寧に伐採をしていきます。根元から一回で伐ってしまうと幹が裂けたり、傷かつきます。
枝を1本ずつ切り落とし最後に、一番大切な幹を倒します。
今回、桐の木が畑に植えてありすぐ脇には民家や蔵が建っていました。
大型クレーンを使えば、容易に伐る事ができますが経費がかかってしまいます。
さぁ、どうしましょう??
人が木に登って伐るしかありません。
安全帯を着けチェーンソーは腰にぶら下げていきます。
しかし、上から枝を切り落とすといっても屋根などにぶつけてはいけません。
ワイヤー、ロープ、ユニック車、そして人力を使い巧みに作業を進めていきます。
枝のない幹だけの、ちょっと恥ずかしい桐になりました。
家主の方が、心配そうに作業を見ていました。
大切に育てた木を私たちも大切に伐らせて頂きました。ありがとうございました。
最近では、良い桐は数を減らしてきています。さらに、桐の需要も年々減少しています。
桐箪笥や桐下駄はどうでしょうか。最近は見かけませんね。
桐は、軽くて暖かくて防虫効果も高いです。他の木にはない特徴を持っています。桐は実は、草化の植物なんです。木に同じと書くのも納得できますね。
桐は、軽くて暖かくて防虫効果も高いです。他の木にはない特徴を持っています。桐は実は、草化の植物なんです。木に同じと書くのも納得できますね。
桐の次なる、取り組みを考えていかなくてはいけないですね。。。。
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