2020年7月31日金曜日

桐栽培について

今年の春から本格的に桐栽培育成に力を入れています。
会津地域は、桐産地として全国で知られています。桐材の生産量は全国1位です。
しかし、近年は桐生産者は減少し、樹木自体も減る一方です。
桐の町としている三島町でも、桐苗生産者は高齢になり、苗木を手に入れることが難しくなっている状態です。

福島県農林事務所の指導の下、「玉植苗」という従来の育て方とは違う苗づくり。
植栽の省力化を図り、良質な苗木をつくる革新的な栽培方法です。

2020年3月~2020年7月までの経過をお伝えします。定期的にブログに掲載できればよかったのですが、約4月半の記録です。ごめんなさい。

1日目(3/16)
ロックウールに種まき。
まだ寒い時期、温度を保つために簡易的な温室を作っています。

約360ケのロックウールに種まき

60日目(5/14)
 発芽後日光に当てるために屋外に出します

この時に重要なのが、雨風を防ぐことです。
簡易ハウスで囲います。水やりはすべで底面灌水。

この苗は、2019年に植付けたものです。2年生苗。

85日目(6/9)
簡易ハウスの状態

水は切らせないように注意をし、
液肥を時々与えます。

生育に差が出始め、葉も虫に食べられます。

100日目(6/24)
植替え作業です。
培養土、鹿沼土、バーミキュライトを混ぜ合わせたもの使用します。

底面に軽石

たっぷり水をあげています。

この時もまた、苗は弱いので雨風しのげる様にします。

使ったポットは2サイズ30㎝径と40㎝径
植替え数は約250株

117日目(7/10)
生育状況に問題はありません。

ロックウールでの生育が良いものは
植替え後も生き良いが早い。

130日目(7/23)
簡易ハウスからすべてだし、屋外に管理し始めます。
また殺菌と農薬散布をしています。

138日目(7/31)
屋外に並べられたポットは間隔を十分にあけ管理します。

生育が良いものは丈が90cmほどあります。

一年生で幹が太いもの

こちらは2年生苗、丈は110cmぐらい。

2年生苗は幹がしっかりし、樹木化してきています。

植替え後に枯れていくものもあります。


葉が食べられていると思うと、葉裏に虫がついています。定期的につかめること。
農薬を散布する方法で駆除しています

以上が途中経過です。

今年は雨ばかりで日照不足です。大きな葉は光合成するためにあるのだろうと思います。
お盆の生育が大事だという話です。早く梅雨が明けてからっとしてほしいです。

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