2021/10/30 木工教室の特別講座第2弾「拭き漆教室」
参加者は、通常の木工教室の参加されている10名の方です。
今回の講師は、「漆人と樵」の両方の仕事ができる五十嵐 健太さんです。
彼は学校卒業後、漆器卸問屋に就職しその後、会津漆器技術後継者訓練校で勉強。
その後は、文化品の修繕などを行い、父親が樵ということもあり
樵の道にも入っていきました。樵としては特殊伐採もでき幅広い活躍をしております。
最近は漆の育成も始まりまさに「漆人と樵」の二刀流です。
今回の教室で完成まではいきませんので、
自宅で持ち帰ってもしっかりとできるように
講師の方には指導をお願いたしました。
道具の一式です。 |
漆にまつわるエピソードも聞いています |
錆漆の作り方の指導です。
白木の木地に錆漆を塗り、地固めを行います。
生徒さんには、砥の粉と漆をどの程度混ぜるのかを丁寧に説明してくださいました。
砥の粉をしっかりとつぶして混ぜています。
次に漆をしっかりと混ぜています。
生徒さんにどのくらい漆を入れるかが難しかったようです。
ヘラの使い方やお皿の持ち方の指導です。
錆漆を塗っています。
ウエスや刷毛で錆びつけ
もう一枚のお皿は先に錆びつけをしておいたので、研ぎの勉強です。
研ぎが出来ましたので、生漆を塗ります。
しっかりと拭き取る工程です。
一連の作業を覚えていただくことが教室のテーマでした。
参加者の皆さんには自宅での研ぎと塗りをお願いしました。
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