2021年4月13日火曜日

一枚板の加工

 一枚板には、貴重性・迫力・重厚感・自然感があります。1本の樹木から取れる材は限られていて、同じ表情は一つもありません。オンリーワンです‼

一枚板のテーブルが欲しいとお客様は言います。それも、長さ1800幅900mmは欲しいと!!そんな天板は、樹木だと直径1m以上の大木でないと取れない大きさです。

太くなるということはそれなりに、樹齢を重ねます。キズや虫食いがないものを探すことが難しです。


森のしごと舎では、大きな板を加工する機械がないので( ;∀;)

いまだに手作業で乾燥で、狂った材料を仕上げています。


今回はクリの一枚板です。仕上がりで長さ2000幅770mm厚み50mmになります。

クリは硬いと思われる方が多いですが、材としては加工が容易で、乾燥で狂いが少ないと思っています。


裏面が大体終わり、表面を加工します。側面の青い線が厚み目安です。


いい所に枯れ節があるので埋めます。

電気カンナでガンガン削ります。

反りが少しづつ取れてきます。

表面は両端が反りかえることが多いので、
まだ真ん中部分は削られていません。

幅は800mmぐらいあります。

年輪が整っていて美しいです。

普段使っていた、日立P35が修理中なので
年代物のマキタで作業しました。
とても重いですが、加工の感触は悪くないです。

電気カンナだけでも、それなりに整えることができますが
回転刃の跡がどうしても残ります。
仕上げは手鉋とサンディングを使います。

平面を出すときに使う道具です。
アナログすぎて笑われますが、これで十分です。
とはいえ、作業性を考えると機械化は必要です。

もう一息です。仕上げは手鉋でつめていきます。

また、レポートします。


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